3.過渡樹_KATOKI / ジクレー版画

明治神宮の御神木の木肌を描いた作品です。ミクロで描き出した木肌がいつの間にか、フラクタルに海や山、あるいはアメーバのようにさらにマイクロに自由にトランスできる作品に育ちました。中央のシンボルは植物の種が風に運ばれる繁栄です。

原画は日本画ですが、ジークレー版画独自の作品としての製作のため、原画と異なる配色に調整しました。素晴らしいスキャン技術により、日本画独特の岩絵具の粒子まで感じられます。


・ジクレー版画 / 版画用紙

・サイズ：約560mm×約681mm

・28枚限定:シリアルナンバー入り




※写真の額装はイメージです。マットは日本画画材の胡粉を使用します。













＜ジクレー版画とは＞
ジクレーとは、RGB表現に近づけた特殊インクジェットプリンターで印刷された版画作品のことです。
こちらの作品は、老舗アート印刷専門工房のArtieさんにお願いしています。Artieさん独自の印刷技術で制作いただいているので「アーカイバル®」作品です。素晴らしい発色と解像をお楽しみください。

＜ラボ・フューズさんの額装について＞

北海道旭川市のオーダーメイド額縁専門店 ラボ・フューズさんでしか、制作されていない「胡粉の手作りマット」を使用しています。胡粉は日本画画材で貝殻を粉状にした天然素材で、そこに膠を混ぜて作られています。温かい風合いの手作りマットに魅せられ、この美しい額作品とコラボレーションをしたい！と思い、ラボ・フューズさんに毎度、1点1点の作品を相談しながら一緒に制作をお願いしております。


＜版画用紙＞
・アーカイバルMAX 365ｇ紙を使用（厚さ約1mm)
これは、版画用紙では最も厚いもので、日本の気候を考慮して波うちなどの問題を極力回避したものです。
また原材料にパルプ(木材)ではなく100％コットン(綿)の中性版画用紙を使用していますので、長期保存用としても安心です。
刷り上がりの深みのある色調とマットな風合いが非常に好評な版画用紙です。